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南仏生活のいろいろ


by atelier-cypres
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雪山

雪山_e0108019_1715224.jpg


今週は小学2年生(フランスではCE1という学年・7歳)の息子が4泊5日のスキー合宿に出かけている。うちでは毎年1週間のスキー休暇に出かけているので、うちの子はすでにスキーをしたことがある。スキー山は割合近くにあり(最も近いところで車の移動が2時間半程度)、家族で休みを1週間とり、スキーを楽しむのは割合一般的。フランスの学校では2月に冬の中休みが2週間あるのでそれを利用する場合が多い。

さて、この行事は学校の2年生の2クラスの担任の先生達の率先で毎年行われているもので、各クラスには担任教師以外に若い男性の野外活動専門のアシスタントが付く。

25人いるクラスの中には3人ほどの不参加もあり、これを学校側は選択の自由として認めている。(このあたり、横並びでなくても良いフランスの精神の表れ)

スキー合宿では午前中の活動として、酪農農家の見学、ソリー犬を使ってのソリー体験、雪山散策など。午後は毎日スキー訓練となる。最後の2夜はダンスパーティ・・というところはフランスらしい。大人も子供も揃って、弾けて楽しむのだ。

合宿センターから毎晩21時に設定される専用のブログを通して、その日の報告記事が観閲でき、保護者からのメッセージも書き込め、それらは翌朝にプリントして各自に手渡しされる。それ以外にも、事前にセンターには手紙が届くように手配しておいて、〈実際我が家も5日分の手紙を用意し、事前に送っておいた)指定日に生徒に届くようにしてもらえる。それからファックス送信も可能で、全ての伝達方法を使って連絡を取ろうとする親は多い。

昨日はセンターからの子供自身の手で書かれた絵葉書が届いた。

出発前夜である夕べは、2クラス共同連絡でメールが回され、2組の担任の先生にお礼のプレゼントを贈ってはどうか、という意見が出された。街にある温泉施設の利用券がそのプレゼント。

ところで、うちの子は毎晩抱いてねる抱き人形(クマのぬいぐるみ)を持参した。一度も外泊させたことのない子でも、この合宿はとても楽しみにしていて心配そうな様子は全く見せなかった。出発の日も到着したバスの入り口に真っ先にへばりつき、一番乗りで搭乗。バスが出る時もこちらを全く振り向かずに友達と夢中に車内で話し続けていたのには、夫と二人で思わず顔を見合わせて笑った。やれやれ・・・。

こうやって徐々に親離れ子離れが出来てゆくと、良いかな・・と思っている。

今晩20時に帰ってくる子供と会うのが楽しみ。この5日間がきっと息子を大きくしただろうなあ。
by atelier-cypres | 2008-02-08 17:05 | 日常より