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南仏生活のいろいろ


by atelier-cypres
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海からの贈り物 より

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この本に出会ったのは、まだ子供が4歳になったばかりで手のかかる頃。病気の友達を見舞うために京都まで1泊の旅行をした。子供は両親に預けて。

見舞いを終えて帰途2時間の新幹線での移動中に読むために京都駅で手にした。

そのときの私に最も必要とする考察があり、共感できた。

あれから2年以上がたったが、再度読み返してみて心に残る言葉を抜粋してみよう。

「海からの贈り物」 アン・モロウ・リンドバーグ著/吉田健一訳 より

女はいつも自分をこぼしている。そして、子供、男、また社会を養うために与え続けるのが女の役目であるならば、女はどうすrば満たされるのだろうか。い心地よさそうに掌に納まり、美しい螺旋を描く、この小さなつめた貝が答えてくれる----。
有名飛行士の妻として、そして、自らも女性飛行家の草分けとして活躍した著者が、離島に滞在し、女の幸せについて考える。


・・・頭に起きたこういう無意識の波が、意識の白い、滑らかな砂の上に偶然にどんな宝を、どんなに見事に磨き立てられた小石を、或いは海のそこにあるどんな珍しい貝を投げ出すが解らない。・・・・・しかしそれをこっちから探そうとしてはならないし、ましてそれが欲しさに砂を掘り返したりすることは許されない。海の底を網で漁るようなことをするのはここでは禁物で、そういうやり方で目的を達することはできない。海は物欲しげなものや、欲張りや、焦っているものには何も与えなくて、地面を掘りくり返して宝ものを探すというのはせっかちであり、欲張りであるのみならず、信仰がないことを示す。忍耐が第一であることを海は我々に教える。

・・・しかし私は何よりも先に、---こういう他の望みもそこをめざしているという意味で、----私自身と調和した状態でいたい。私は今言ったような義務や仕事に私の最善を尽くすために、ものをはっきり見て、邪念に悩まされず、私の生活の中心に或るしっかりした軸があることを望んでいる。要するに、----聖者たちの言葉を借りるならば、----私はなるべく「恩寵とともに」ある状態で生きて行きたいのである。

女は本能的に自分を与えることを望んでいて、・・・・・与えるのに意味があれば、それほど自分が減らされるということがない。与えるということの自然な形式がそれなので、そうして与えることで減らされた分が新たに加えられるようなのである。


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by atelier-cypres | 2007-01-31 23:06 | 琴線に触れる言葉
私が現在住んでいる街。Aix-en-Provence-エクサンプロヴァンスのシンボル的存在の 
Montagne Sainte Victoire - サント・ヴィクトワール山。どこへ出掛けても、この山が見えてくると「あ~帰ってきた!」とホッとできるのです。

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この辺りは6000万年から200万年前の大規模な地殻変動で隆起したところが残っている部分です。海抜1011mの高さがあり、頂上には大きな十字架が立てられており。そして、その十字架にはキリシャ語、ラテン語、プロヴァンス語、フランス語での表示がなされています。この地方の歴史を物語っているといえます。

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山全体は石灰岩質の岩で成り立ち、植物はまれにしか自生していません。辺りは多くの松林があり、栽培されたオリーブや葡萄の畑もところどころに見られます。

この周辺で収穫、生産されるオリーブオイルはA.O.C.( Appellation d'Origine Controlée)-原産地統制呼称と呼ばれる、規格に適う高級オイルで知られています。またワインもA.O.C.のCote d'Aix-en-Provenceに大変美味しいものがあります。


自然は肥沃でない土地にも、豊かな産物をもたらしてくれるのですね。
この山は、近年では画家ポール・セザンヌの作品のモチーフとして、84点の作品に描かれたことでも知られます。

乾燥した岩の間からもこんな苔?が。
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by atelier-cypres | 2007-01-17 06:20 | フランスの風景・文化
年明けの最初の行事として子供の喜ぶものに、王様の菓子ことガトー・デ・ロワ:Gateau des roisを皆で食べる風習があります。

ここはキリスト教のお国。この習慣も宗教に関係あるもの。でも現代の私たちはキリスト教徒でなくても、この行事にあやかり、美味しいお菓子を食べる機会にあずかっているという訳です。

新約聖書マタイ伝2章にはイエスが誕生したとき、東方の占星術者たちが星の導かれてイエスのもとを訪問し、金、乳香、没薬を捧げたことが記されています。その東方の三賢人がイエスを訪ねた日の記念日が1月6日と定められているのです。さらに遡ると、古代ローマ時代のサトゥルヌス(豊穣の神)の祝いや封建時代の民衆の祝いにも起源を見出せます。

今では王様の菓子と称されるお菓子を皆で分け合って食べるのですが・・・・。食べ方にちょっと特別な儀式があります。

集まった中で最年少の子供が目隠しをして切り分けた順にお菓子を分けてゆきます。実はお菓子の中にはFèveと呼ばれる豆か磁器の小さなお人形が隠されていて、それが当たったひとはその場で王様になれ、女王様も選べる、ということになっているのです。
南仏プロヴァンス地方ではこのようにブリオッシュ生地にフルーツの砂糖漬けが乗ったものを王冠のように輪の形に焼いています。フランスの他の地域ではパイ生地の中にアーモンドプールとカスタードのクリーム地が入ったものを食べます。

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今年のFèveは2つのパン・オ・ショコラでした。この種のコレクションは多種多様で、国内には約1万個を収集した博物館もあるということです。
by atelier-cypres | 2007-01-15 08:00 | フランスの食

霜とアイリスの花?

今年はフランスは暖冬で、自然界に生きる植物たちは季節を間違えてしまったようです。

11月に6.7月に咲くはずのラベンダーが今年2度目の花を咲かせ。12月に入ってから、今度はアイリスの中の一株から花が咲いたのです!驚くべきかな。

せっかく咲いたアイリスですが、そのうち霜の下りる日が訪れ、アイリスの花に霜が付く!という異常なシチュエーションが生まれました。

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by atelier-cypres | 2007-01-14 08:17 | 日常より

マルセイユ旧港の食事

マルセイユ市はフランスでもっとも古い都市としての歴史がある。
今からおよそ2600年前、現在のトルコあたりに位置するギリシャ系の文化をもつフェニキア人がはるばる2000キロも海路を渡って、港を開いたのが始まり。そのときの港が今では旧港と呼ばれ、周辺はポピュラーでにぎやかなレストラン・商店街界隈としていつも賑わっている。

人の喧騒を少し離れた、港の沖への出口には両側に17世紀、フランス王ルイ14世が建てさせたと言われる要塞が両岸を固めている。

そして、その一つの要塞Fort Saint Nicolas:サン・ニコラ要塞の手前、大変見晴らしの良いところにあるのが、レストランTrois fortsだ。意味は3つの要塞。実際には2つしかないのに3つの要塞とはどういうことなのか・・・・。意味はいまだに不明。いつかの謎解きを楽しみに。

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そこでは、港側は全面がガラス張りになっており、どの時間帯に行っても港の景色が綺麗に見えるのが売りだ。もちろん料理の方も本格的フランス・地中海料理で何を食べれも美味しいのは間違いなし。

食器は特注で国産リモージュ焼きの磁器が使われている。
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by atelier-cypres | 2007-01-14 06:54 | フランスの食

鯛めし

出来れば、日本の味を子供にも伝えたいので、こちらにある素材で和の味を出す工夫をしています。

これは材料も簡単に入手出来、香りよく食欲をそそるので良く作る一品です。切り身にした鯛を一度ソテーしたあと、炊飯器に入れて調味料と一緒に炊きます。ところどころに乗っている赤い卵はとびこです。もちろんイクラでも可。

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鯛めしの仕上げにバターを少し加えると子供好みの味に。

このときは普段1杯しかご飯を食べない子供も、3杯お替わりしてくれました。

作り方はこの続きに・・・

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1.炊飯器にお米をといたものを用意しておきます。鯛は三枚おろしにします。使うのは切り身の  2枚でアラはお吸い物にできます。
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2.切り身に塩・胡椒し、フライパンに植物オイルをひき、表面にこんがり色がつく程度にソテーし  ます。
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3.このままの形で炊飯器でお米と一緒に炊き上げるのすが、お米2合に対し、お酒カップ1/3、醤油大さじ2杯、みりん大さじ2杯、塩小さじ半分ほど加えて水分の量を調節したところに切り身をのせます。そしてスイッチ、オンです。
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できたら、一旦切り身を取り出し、小骨を取り除いてから身を崩します。食べやすい大きさにしたら、またご飯の中に戻し、バター大さじ1を加えて全体をほっくり混ぜます。
鯛の油が炊飯器の中で酸化するので、食べきれる量のみ作り、できたら直ぐに炊飯器から取り出しましょう。
by atelier-cypres | 2007-01-05 09:44 | おうちごはん

ABCdaires

子育てに追われる毎日。
外出もままならないことの続く頃、ストレス解消に始めたのがクロスステッチです。

あるクロスステッチ専門店を訪ねたのがきっかけで、その魅力を発見。オーナーが非売品として店内の壁にところ狭しと掛けられた刺繍の作品は糸で描いてあるだけに、普通の絵画とは違った魅力をかもし出しているのです。しかも、模様、線など全てはバツ(クロス)の枡の連続からなっています。

最初は自分では出来ないだろうと考えましたが、あまりにもかわいいので、店長に話しかけてみました。初心者でも直ぐにできる簡単なパターンがある、ということ。その場で幾つか選んでもらい、実際に針と糸を出してやってみてくれました。

とても上手な説明に、自分でも出来そうだと確信し、即購入。その晩に始めたものの、なんせ毎晩子供が寝た後、ニュースを見ながらチクチクやるものだから(家の仕事をないがしろにできず)完成するのに、3ヶ月を要しました。
でも出来上がり装丁されて戻ってきたときは感動しました。ステッチを際立たせるために、装丁の額にはガラスをはめず、布の内側に少し綿を詰め、ふくらみを持たせてあります。

こちらは最近の作品。以外と簡単で1週間で完成。

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以降、何点か作りましたが、細かい作業のクロスステッチが私にはストレス解消になります。さしているときは、刺繍に没頭するため、頭の中が空っぽになり、終わるころには頭の中が整理できていることもあります。それに、何もしなくても過ぎてゆく時間、ほんの少しの作業の積み重ねで自分の作品が一つの布面に出来上がるので満足、満足。

こんなアレンジもあります。
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by atelier-cypres | 2007-01-05 08:21 | 趣味と実益

農家レストランでの食事

フランス国内に多く、試す価値大なお食事処に、農家の経営するレストランがあります。
自家製の野菜や肉を使って、自ら料理もする農家兼レストラン経営。

料理も家庭料理で、テーブルの真ん中に大皿盛られたものを皆で分け合って食べるところも家庭風です。肩の凝らない気楽な食事で、思う存分胃袋を満腹にしてあげたいときにはぴったりです。

こちらのレストランの名前はそのものずばり。La Table Paysanne :農家の食卓
自生のきのこのソテーはとろける様にやわらかく美味で子牛も崩れる程に煮込んであります。付け合せのライスも素朴な味で硬くても噛み応えのあるところが美味しい。
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実はこの前にすでに前菜を済ませているのですが・・・。そしてこの後にはデザートが・・。
by atelier-cypres | 2007-01-03 07:47 | フランスの食